ジンバブエ短信
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ジンバブエ短信

---その10、11、12---

 

10。板挟み状態のジンバブエ政府 出口はどこに(1998年3月5日)

ストライキの要求条件に同意すればIMF(国際通貨基金)との合意違反となり、今後の融資条件に影響が予想される。外貨準備高に余裕の無いジンバブエにとって死活問題となり容易には同意できない。

一方、ストライキの要求を無視すれば短期的には対した影響はないかもしれないが、長期的には治安が悪いというイメージ悪化による投資および観光収入の減少は無視できなくなる。

ZCTUの主張によると、国有企業の民営化、兵力削減により増税をせずにすむという試算がされている。しかし、反面、これは大量の失業者を生み出すことを意味し、失業率がすでに50%近いといわれているジンバブエにとって社会的不安定要因をさらに悪化させることにつながる。

最近の死傷者を出した暴動などの社会的危機、低い経済成長率、投資家の信頼喪失に対しても、ムガベ大統領(74歳)は退陣要求を突っぱね強気の姿勢をくずしていない。

11。ストライキ(1998年3月7日)

3月3日、4日両日のストライキは、政府の警告にもかかわらず実行された。ほとんどの黒人労働者はストライキに参加し約60%のビジネスは行われなかった。

今回のストライキは、平和裏に行われた模様。二三の事件が報告されたが、石を投げた程度のもので商店を襲うようなものではなかった。

首都ハラレ中心街およびローデンシティ地域(高級住宅街)は、外出するものもあまりなく静かという事である。

12。反ムガベ学生暴動(1998年6月3日)

6月1日、約200名の大学生がハラレの中心街で商店を襲った。今回の暴動は小規模で、学生たちは警察が到着する前に逃げていた。

この暴動は、インドネシアのスハルト大統領が学生運動と世論により退陣したことに刺激を受けた学生が行った模様。学生は従来の生活苦を訴えると同時に、ムガベ大統領および政府高官などの汚職腐敗政治を糾弾している。

現在の為替レート:18ジンバブエドル=1米ドル

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