ジンバブエ分家頁 ハラレのマダム日記
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その5…“マダム”だけで終わりたくない!!
'93年10月27日(水)晴天
マダムと呼ばれることに疑問を持つようになって、今日で7日目。
昨日、あのモヤモヤした気持ちをEWEに話してみた。「要するにハラレは、“マダム”だけで終わりたくないんだろう!」とサラッと言われた。「そぅなんだ!そうなのよ!!」モヤモヤした気持ちを心から出してもらって、見せてもらったような気がした。そして、EWEはこう言った。「外で汗を流してみたら?」
結婚前、「結婚しても何かの形で外にアンテナを向けていた方がいい」と、EWEに勧められたことがあった。家に閉じ込もって、社会性のない、ぬか味噌臭い女房にはなるな!ということだった。それをまた思い出していた。
ホテルのお客とハウスキーパーの関係では、何も生まれてこない。ジンバブエ人に混じって同じように汗を流したら、やっと少しは、ジンバブエ人を知ることが出来るだろう。ジンバブエ共和国のほんの一部に、少し接することが出来るだろう。深く広く知るためには、2年間はあまりにも短かすぎる。一生かけても知ることが出来るかどうか、というところだろう。彼らから見て私は、日本で生まれて育った外国人にすぎないのだから…。貴重な2年間を、ジンバブエの狭い日本人社会の中で終わることだけはしたくない!本当のジンバブエに少しでも関わってみたい!!のだ。
「でもハラレは、英語が出来ないから、勤めることは無理だよなぁ」
とEWE。盛り上がった気持ちが、一気に引いて行くのがわかった。
慌ててEWEはこう言った。「英語が駄目だから給料なんてもらえない。でもボランティアだったら、あるかもしれないよ」そうか!ボランティアに決めた!!結婚前、バングラデシュに行って、孤児院やスラムの中の小学校を訪れたことがあった。この国にも孤児院はあるだろう。そこで洗濯や掃除の仕事でいい。本当のジンバブエを少しでも知るために、黒人のしかもお金持ちでないジンバブエ人のそばで働きたい!!
「明日、教会にいって相談してみる!」と言うと、EWEは言った。「まだ早すぎる。住む家が決まって、この国の生活のリズムに慣れて、そしていくらボランティアとはいえ、もっと英語が出来ないと、現地の人の迷惑になる。みんな必死で毎日を生きているんだから!!」確かにそうだ。気持ちさえあれば、必ず時が来る。そう自分に言い聞かせていた。