ジンバブエ分家頁 ハラレのマダム日記
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その29…住めば都 '95年3月2日(木)晴天
***「日記その29」を読んでいただく前に!(補足説明)***
新米マダムハラレのジンバブエ日記をお読みくださりありがとうございます。
「日記その28」と「日記その29」の間に、一時帰国しました。
ジンバブエで暮らしはじめ15ヶ月が過ぎたころ、急に日本が恋しくなりました。EWEの仕事がうまく休めたので、二人で一時帰国しました。3週間の間、お寿司やラーメンにお味噌汁..一杯食べて、一杯日本食を買い込んで、日本の空気を一杯吸ってジンバブエに帰りました。そんな事がありました。ジンバブエに帰ってきてからのことは、「日記その29」をご覧ください。一時帰国の事が欠けていたので、補足させていただきました。 ハラレ
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一時帰国の20日間は、想像どおり早かった。ハラレ空港に降り立ったら、
帰ってきてしまったと、ため息をつくのではないかと心配していたが、どこか
でホッ!としている自分がいる。
空港を出ると、「EWE〜!ハラレ〜!」と懐かしい声がする。迎えに来てく
れたBENさんの顔を見ると、親戚のお兄ちゃんに会ったようで妙に懐かしい!
BENさんの車で街を通った。私がよくお世話になる郵便局、よく買い物す
るデパート、よく食べに行くレストランが見えてくる。相変わらずシャマリ
(ジンバブエ人)は、車を縫って車道を歩き、街角は立ち話をする人で相変わ
らずあふれ、窓を開けると、そんなシャマリたちの話声が聞こえてくる。みん
な元気だ!
わが家に着くと、ガーデンボーイのギャリー君がいつものように飛んで来て、門を開けてくれた。いつものように私が「マガディ(こんにちは)」と挨拶すると、いつものように彼は「ティノファラ(こんにちは)」と答えた。いつもと全然変わっていないのが嬉しい。
家に入ると、一枚の手紙を見つけた。留守番をしてくれた隊員からだった。
「…留守中は特に変わったことはなく、アッ!一つだけありました。廊下のポ
インセチアにいっぱい花がつきました…」彼女らしいなと一人ほくそえんでい
ると、EWEがお腹がすいたという。冷蔵庫を開けると、隊員たちが作ってく
れたらしい魚の味噌煮やチーズ入りのチキンカツが出てきた。…この借りは大
きそうだ!
まだ始まらないZBC(ジンバブエ国営放送)のテレビ画面を見つめながら、少し早い昼食を食べ出した。「わが家に帰ってきたね。ここが一番だ」とEWEは言った。私も強くうなずいた。自分達の国、自分達の家に帰るつもりで日本にたったのに、なぜかここが一番落ちつく。異国と思っていたこの国が、この家が、住めば都となっていた。