ジンバブエ分家頁 ハラレのマダム日記
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新米添乗員ハラレのジンバブエ日記
その25…ケルン来ジンバブエ特集・4
かっちゃんは、この日のことをずっと心配していただろう。朝食後、小型飛行機に乗って、昨日見たビクトリアの滝を、空の上から見ることになっていたからだ。かっちゃんは、飛行機の昇る時と下る時が大の苦手らしい。「だから、エレベーターもダメなんですよ!」と笑って言っていたが、目は真剣だった。
小型飛行機は、乗客4人とパイロットのたったの5人乗りで、「…すっごく搖れました。その日は夜まで気持ち悪かったんです」と、新米添乗員ハラレが経験を話すと、かっちゃんはキャンセルしたいと言った。でも「わざわざアフリカまで来たのよ!」と、とっちゃんに励まされ、挑戦することになった。
私は滑走路でビデオカメラをのぞきながら、かっちゃんの緊張した顔を追っていた。パイロットがシートベルト着用の指示を出し、ケルン一家を乗せた小型飛行機がゆっくり走り出した。4人とも(かっちゃんも)私に手を振っている。果たして、かっちゃんはどんな顔をして帰ってくるのだろうか。
15分の遊覧飛行を終え、小型飛行機が帰ってきた。ドアが開くと、軽い足どりで4人とも(なんとかっちゃんも)降りてきた。パイロットと一緒に、飛行機をバックに写真まで撮っている。そして「ただいま〜」と手を振りながら(かっちゃんも)戻ってきた。私は即座に尋ねた。「どうだった?」するとかっちゃんは「飛行機なんて目じゃないっすよ!」と笑った。みんなドッ!と笑った。よかった。本当によかった。かっちゃんも心の中では、ホットしていることだろう。
ちなみに、ケルン夫妻ととっちゃんは、乗り物にはすっごく強いらしく、壮大なパノラマを見れたと喜んでくれた。ケルンは、この15分間で36枚撮りのフィルムをほとんど使いきったらしい。私の想像以上に、ケルン一家は、とてもパワフルな一家だった。
かっちゃんは旅行中、何度も新米添乗員ハラレに対し、こんな風に言ってくれた。「疲れているんじゃないっすか?気を遣わないでくださいよ」と。英語が聞き取れなかったり、来ているはずの迎えがこなかったり、オロオロやイライラロする姿をわからないように見ていたのだろう。なんて優しい人なんだろうと思った。とっちゃんはいい人に巡り会えたし、ケルンはいい息子を授かったな!と、私は一人ほくそえんでいた。
明日は、いよいよケルン待望の大ジンバブエ遺跡を訪れる。
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左から、享子さん、かっちゃん、とっちゃん、ハラレ。カメラマンはケルン
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